食器を減らして、洋服をなんとかして、「さあ次だ」と思って押入れを開けた。
開けなければよかった。
布団、もらい物、紙袋。
「捨てられないもの」が、全部そこにあった。
布団が、多い
2人暮らしなのに、布団が4セットある。
なぜ4セットあるのか。
客用、予備、さらに予備の予備。
「いつか誰かが泊まりに来る」という希望が、押入れの半分を占領していた。
いつ来るんだ、その誰かは。
シーツも枕も、同じ論理で増殖している。
「捨てるのはもったいない」「まだ使える」「でも使っていない」
この三角関係が、何年も続いている。
布団の処分方法を調べたら、自治体の粗大ゴミか、圧縮して袋に入れれば普通ゴミになる地域もあるらしい。
住んでいる地域を確認したら、圧縮すれば出せることがわかった。
圧縮袋を買うところから始めることにした。
まだ始めていない。

家電を、ようやく捨てることにした
押入れの奥から、プリンターが出てきた。
使わなくなって、インクが切れたまま2年眠っている。
扇風機も出てきた。
壊れたまま放置していた。
今回、両方とも捨てることにした。
引き出物と、紙袋と、箱の話
引き出物が出てきた。
誰の結婚式のものか、もう思い出せない。
タオルセット、カタログギフトで選んだ鍋——開封済みのものも、未開封のものも、なぜか捨てられないまま残っている。
紙袋は、数えるのをやめた。
百貨店の紙袋、ブランドの紙袋、「いい紙袋」と「普通の紙袋」が混在している。
箱も同じ。
きれいな箱は捨てにくい。
何かを入れるかもしれない。
入れたことは一度もない。

「いつか使うって思ってたけど…これ、いつ使うのかしら?」
捨てられない理由、考えてみた
布団も、引き出物も、紙袋も——全部「捨てる理由がない」から残っている。
壊れていない。
汚れていない。
まだ使える。
でも使っていない。
終活を始めてわかったのは、「捨てる理由がないもの」が一番厄介だということだ。
明らかに壊れているものは迷わず捨てられる。
でも「使えるけど使っていない」ものは、決断が必要だ。
「私の人生に、これは必要か」という問いに、正直に答えなければいけない。
それが面倒で、押入れを閉めてきた。
何度も。
とりあえず、今日やったこと
全部は無理だった。
布団1セットだけ、圧縮袋に入れた。
紙袋は、明らかに古いものだけ捨てた。
完璧じゃなくていい。
1個動けば、それでいい。
押入れはまだ半分くらい残っている。
続きは、また今度。

次の記事では、エンディングノートを買った話を書いています。
押入れを片付けながら「これ、誰かに伝えないといけないな」と思ったことがきっかけでした。
終活シリーズ、読んでみてください:
- ①食器を片付けてみた
- ②洋服を片付けてみた
- ③布団も引き出物も紙袋も、なぜ捨てられないのか(この記事)

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