「NISA、気になってはいたけど、もう50代だし今さら遅いかな…」
そう思いながら、ずっと手を出せずにいました。でも、2024年に新しいNISAが始まったのをきっかけに、思いきって始めてみることにしました。
結論から言うと、「もっと早く始めればよかった」とも思うけれど、50代の今からでも始めてよかったというのが正直な気持ちです。この記事では、何の知識もなかった私が、どんなふうに不安を乗り越えて始めたのかを、体験談としてまとめました。
※この記事は私個人の体験や感想です。投資の勧誘や、特定の商品をおすすめするものではありません。投資は元本割れの可能性もあり、最終的にはご自身の判断・責任で行うものです。
「新NISA」と、元証券マンの友人のひと言がきっかけ
正直、それまで投資にはほとんど興味がありませんでした。NISAという言葉は聞いたことがあったものの、「自分には関係ないかな」と思っていたんです。
そんな私が気になり始めたのが、2024年に始まった新NISA。テレビやネットで見かける機会が増えて、「みんなやっているけれど、実際どうなんだろう?」と思うようになりました。
そして最後に背中を押してくれたのが、元証券マンの友人のひと言でした。私が「もう50代だし、今さら始めても遅いんじゃない?」と言うと、「むしろ、やらないほうがもったいないよ」と。
「でも、損したらどうするの?」と聞くと、「だから最初は少額でやればいいんだよ」と。そのやり取りで、高く感じていたハードルがぐっと下がった気がしました。
もちろん、そのひと言だけで始めたわけではありません。でも、自分なりに調べてみようと思うきっかけになったのは確かです。最初は老後資金のためというより、「少し勉強してみようかな」という気持ちのほうが大きかったと思います。
実際に始めるまでが、一番不安だった
「NISAを始めよう」と決めたものの、最初は何から手を付ければいいのか分かりませんでした。
- 証券会社って、どこを選べばいいの?
- 口座開設って面倒じゃない?
- 投資信託って、そもそも何?
分からない言葉ばかりで、正直なところ申し込み画面を開いては閉じることもありました。でも、一つずつ進めていけば、意外とできるものだったんです。
証券会社は、私は楽天証券を選びました。普段から楽天を使っていてなじみがあったこと、画面が見やすくて初心者の私でも操作できそうだったこと、楽天ポイントが関係するのもちょっとうれしかったのが理由です。「自分が普段使っていて、抵抗が少ないところ」を選んだのが、続けられている理由かなと感じています。
一番迷ったのは「何を買うか」

口座開設よりも悩んだのが、どの商品を選ぶかでした。ランキングを見ても知らない名前ばかり。「これで本当にいいの?」「失敗したらどうしよう」と、何日も迷いました。
結局私は、「長く続ける人が多い」「初心者向きと言われている」という理由で、インデックス型と呼ばれるタイプの投資信託を選びました。
今振り返ると、最初から完璧を目指さなくてもよかったと思っています。迷って動けないより、無理のない範囲でまず始めてみることのほうが、私には合っていました。
積立額を決めるのにも、時間がかかった
SNSを見ると、「月3万円」「月5万円」「月10万円」という人もいて驚きました。みんなそんなに?と、ちょっと焦る気持ちにもなりました。
でも私は、「もし減っても、眠れなくならない金額」を基準に考えました。投資を続けるには、家計だけでなく気持ちにも無理がないことが大事だと思ったからです。
毎月決まった額をコツコツ積み立てる方法にして、一度設定してしまえばあとは自動で積み立ててくれるので、毎月「買わなきゃ」と考えなくていいのもラクでした。
私が積み立てているのは、毎月2万円
具体的に、私が積み立てているのは毎月2万円です。
実はこれ、新しく投資用のお金を用意したわけではありません。もともと財形貯蓄で毎月2万円を貯めていたので、その分をそのまま新NISAに回しただけなんです。
だから「投資のために新しく出費が増えた」という感覚がなく、家計の負担はほとんど変わりませんでした。今までの貯め方を、少しスライドさせただけ。これも、無理なく続けられている大きな理由だと思います。
最初のころは、毎日アプリを見ていた
積立を始めてしばらくは、気になって仕方ありませんでした。朝見て、昼見て、夜も見る。数百円増えただけでうれしくなったり、翌日に下がって落ち込んだり。
今思うと、完全に初心者あるあるです(笑)。でも時間が経つにつれて「毎日見ても仕方ないな」と思うようになり、今はたまに確認する程度になりました。一喜一憂しないほうが、私には合っているようです。
私が大事にしているのは、「長期投資」という考え方です。難しく聞こえますが、要は「すぐの結果を求めず、長くコツコツ続ける」というだけ。
短い期間だと値動きに振り回されますが、長い目で見ると、気持ちにも余裕が生まれました。50代でも、使うのはまだ先のお金。あわてず、長くつき合っていくつもりです。
始めて約2年半、今はどうなっている?
2024年1月から毎月2万円ずつ積み立ててきて、約2年半。これまでに積み立てた金額は、合計でおよそ60万円になりました。
そして気になる今の状況ですが、評価額は、積み立てた金額よりも増えています。正直、「コツコツ続けてきただけなのに」と、自分でもちょっと驚いています。
ただし、これはあくまで今の時点での結果です。投資は値動きがあるので、タイミングによってはマイナスになることもあります。だからこそ私は、一喜一憂せず「長く続けるもの」と思って見守るようにしています。
NISAを始めて変わったこと
一番大きな変化は、お金に無関心ではいられなくなったことです。
ニュースで金利や株価の話が出ると、少し気になる。後回しにしていた年金の見込み額も、ねんきんネットで調べてみる。老後資金の記事も読むようになりました。
増えた金額よりも、「お金と向き合うきっかけになったこと」のほうが、私にとっては大きかった気がしています。年金見込み額の調べ方は、老後資金、いくら必要?50代から始める「年金額」の調べ方でもくわしく書いています。
50代から始める人に伝えたいこと
「50代じゃ遅い」と思っている方に、私の体験から伝えたいのはこの3つです。
- 少額から始められるので、無理なく試せる
- 一度設定すればほったらかしでも続けられる
- ただし必ず増えるわけではないので、生活に必要なお金とは分けて
大切なのは、「なくなっても生活に困らないお金」で、無理のない範囲でということ。あくまで私の場合は、そうやって気持ちにゆとりを持って続けています。
とはいえ、「自分ひとりで判断するのは不安…」という方もいると思います。私は自分で調べながら始めましたが、お金の専門家(FP)に無料で相談するという方法もあります。新NISAやiDeCo、保険の見直し、老後の備えなどを、自分のライフプランに合わせて相談できます。
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よくある質問
Q. 50代から始めても遅くないですか?
私自身「遅いかな」と思っていましたが、始めてみて「動かないままでいるより、やってよかった」と感じています。早いに越したことはないかもしれませんが、思い立った今がスタートのタイミングだと思います。
Q. いくらから始めればいいですか?
これは人それぞれですが、私は「もし減っても眠れなくならない金額」を基準にしました。SNSの大きな金額に惑わされず、無理のない額から始めるほうが、気持ちが落ち着くと思います。
Q. 銀行と証券会社、どちらがいいですか?
私は普段使っていてなじみのある楽天証券にしましたが、銀行の窓口で相談しながら始める方法もあります。「自分が続けやすいと感じるところ」を選ぶのがいいと思います。
Q. 減ってしまうのがこわいです。
正直、私も値動きは気になります。だからこそ「生活に必要なお金とは分ける」「長い目で見る」「頻繁に見すぎない」を心がけています。それでも不安な方は、無理に始めないという選択も大事だと思います。
まとめ
50代でNISAを始めるのは「遅い」と思っていましたし、実際に始めるまでが一番不安でした。でも、新NISAと友人のひと言をきっかけに一歩踏み出してみて、私は始めてよかったと感じています。
大きく儲けることが目的ではなく、「老後に向けて自分なりに動いている」という安心感と、お金と向き合うきっかけを得られたことが、一番の収穫でした。同じように迷っている同年代の方の、ちょっとした参考になればうれしいです。
※繰り返しになりますが、この記事は私個人の体験談です。投資には元本割れのリスクがあり、結果を保証するものではありません。始める際は、ご自身でよく調べ、無理のない範囲で判断してください。


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