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「終活」エンディングノートは必要?実際に書いてみて感じたこと

50代のお金と終活

エンディングノートって本当に必要?

まだ早い気もするけど、何から書けばいいのかわからない。
そんな気持ちを抱えたまま、とりあえず一冊買って書いてみました。

終活を始めてみると、意外と早い段階で壁にぶつかりました。

食器を減らして、クローゼットをなんとかして、「さあ次はデジタルとお金だ」と思ったとき、頭の中が整理できなくなってきました。

銀行口座、保険、どこに何を書けばいいのか。
そもそも全部把握できているのかすら、あやしいくらいです。

これはノートがないと無理だ、と観念して買ったのが、コクヨの「もしもの時に役立つノート」エンディングノート。

正直、最初は「まだ早いかな」と少し思っていました。

でも開いてみると印象が変わりました。
項目があらかじめ細かく分かれていて、「何を書けばいいか」が一目でわかるのが決め手でした。

家族の形や暮らし方はそれぞれですが、もしものとき、残された人が一人で手続きを進めたり、情報を探したりする場面は少なくないのかもしれません。

そう考えると、「早すぎる」という感覚は少しずつ消えていきました。
今できるうちに整理しておくことは、未来の自分や誰かを助ける準備なのだと思っています。

目次を開いて、ちょっと驚いた

中を開いて最初に目に入るのが、この目次。

章立ては、こんな構成になっています。

自分のこと

基本情報/緊急連絡先

資産

預貯金/口座引落/有価証券/不動産/ローン/クレジットカード/保険/年金

気になること

スマホ・PC/WebサイトのID/宝物・コレクション/ペット/生活のこと

家族・親族

家族一覧/親族表/冠婚葬祭メモ

友人・知人

連絡先一覧

医療・介護

健康管理/告知・延命処置/介護について

葬儀・お墓

葬儀/お墓/葬儀・お墓メモ

相続・遺言

遺言書/相続メモ/基礎知識

その他

写真・データ/大切な人へのメッセージ

思っていた以上に、項目が多い

「終活ノート」と聞いてなんとなく想像していたのは、もっとざっくりしたものでした。

でも実際は、人生のあちこちに散らばっている情報を、一冊にまとめるための本格的な構成になっていました。

特に「気になること」の章にあった「WebサイトのID」という項目で、少し手が止まりました。
SNSやネットサービスのアカウント、もしものときはどうなるんだろう。
正直、それまで考えたことがありませんでした。

そして、「相続・遺言」の章も印象に残りました。

家族構成によって、財産の引き継がれ方や必要な準備は変わることがあります。
「なんとなくこうなるだろう」と思っていたことが、実際には違う場合もあると知って、少し驚きました。

誰に何を残したいのか。
そのために何を決めておく必要があるのか。

この章を読んで、初めて現実のこととして考えるようになりました。

終活ノートは、物を整理するためだけではなく、自分の情報や考えを整理するためのものでもあるのだと感じました。

書き始めたら、すぐ止まった

さあ書こうと思ったら、「資産」のページでさっそくつまずきました。

銀行口座、何行あったっけ。
サブスク、全部把握できてる?
クレジットカードの欄は、「何枚あるか数えたくない」という気持ちで、いったん飛ばしました。

「医療・介護」のページは、急に空気が変わります。

延命処置についての希望を書く欄があります。
これは、ちゃんと考えたことがありませんでした。

考えなきゃいけない、とわかってはいるけれど、その日はページを閉じました。
最後のほうにある「大切な人へのメッセージ」は、白紙のままにしてあります。

もしものとき、延命処置や医療の判断を誰かがしなければならない場面があるかもしれない。
その役目は、パートナーかもしれないし、家族や近しい人かもしれない。

自分の意思を伝えていないと、残された人が迷いながら一人で決めることになります。

そう考えると、「まだ先のこと」と避けるより、一度でも話しておくことには意味があるのかもしれないと思いました。

……とはいえ、正直まだ書けません。
いざ項目を前にすると、簡単には決められないことばかりでした。

こまめ
こまめ

いつか書かなければいけない。
そう思えただけでも、私にとっては一歩でした。

「書く」というより、「向き合う」作業でした。

このノートを前にして気づいたのは、「整理できていないのは物だけじゃなかった」ということ。

契約しっぱなしのサービス、更新していない保険、「そのうち考えよう」と先送りにしてきたこと。
全部、ここに書く欄があります。

書けない欄があるということは、まだ整理できていないということ。
それが、じわじわと伝わってきます。
思っていたより、考えることがたくさんありました。

情報は「見ればわかる」状態にしておく必要があると感じました。
ノートに書いてあれば、残された人が動けます。
それだけで、どれだけ助かるかわかりません。

「最後のため」じゃなかった

使ってみてわかったのは、エンディングノートは「準備」のためだけじゃないということ。

今の自分が何を持っていて、何を契約していて、何を大切にしているか。
それを整理するためのノートでした。

完璧に埋めなくていい。
今は埋められないところもあります。
1ページでも書けば、それだけ整理は進みます。
書きながら、気づいたところから片づけていく。それで十分だと思います。

デジタルやお金の整理をこれから始めようとしている方には、先にノートを用意しておくことをおすすめします。

後からまとめようとすると、確実に大変になります。

これからこのエンディングノートを開きながら、
デジタル整理、お金のこと、相続のことも、ひとつずつ綴っていく予定です。

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