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夫が先に亡くなったら?50代妻が今のうちに確認しておきたい3つのこと

50代のお金と終活

「もし夫が先に亡くなったら、私はちゃんと生きていけるんだろうか」

50代に入って、ふとそんなことを考えるようになりました。

縁起でもない話ですが、現実問題として、女性のほうが平均寿命が長く、多くの夫婦では、いつか妻が一人で暮らす期間が生まれると言われています。

考えたくないですよね。でも、今のうちに確認しておくことで、いざというときの不安と手続きの混乱が、ぐっと減ります。

私もまだ全部できているわけではないけれど、夫と少しずつ話し合いを進めています。今日はその中で「これは絶対に確認しておいたほうがいい」と感じた3つのことをお伝えします。

なぜ50代のうちに確認するの?

「もっと年を取ってからでいい」と思いがちですよね。

でも実は、50代がちょうどいいタイミングなんです。

理由は、夫婦2人ともまだ元気で、冷静に話せること。

70代、80代になってから「もしも」の話を始めるのは、心理的にとてもつらいです。

50代なら「まだ先のこと」として、淡々と確認できます。それに今気づけば、足りないものを準備する時間があります。

確認すべきこと1|夫の死亡保険、いくら出る?

まず最初に確認するのは、ご主人が加入している死亡保険の内容です。

「うちは保険に入ってるから大丈夫」と思っていても、いざというときにいくらおりるか、即答できますか?

私は…正直、即答できませんでした。

確認するポイント

  1. 保険の種類(終身保険・定期保険・収入保障保険など)
  2. 死亡保険金の金額(500万?1,000万?それとも3,000万?)
  3. 受取人は誰になっているか(妻?子ども?それとも親?)
  4. 保険会社の連絡先

どうやって確認する?

保険証券を一緒に見るのが一番早いです。

「保険証券、どこにあるか知ってる?」と聞くところから始めてみてください。

我が家は、夫が会社のロッカーに入れていたものを、家の引き出しに移しました。

万が一のとき、妻がすぐ取り出せる場所に保管するのが大事です。

確認すべきこと2|遺族年金、いくらもらえる?

ご主人が亡くなった後、妻には遺族年金が支給されます。

これも金額を把握している方は少ないのですが、毎月の生活費を計算するうえでとても大事な数字です。

遺族年金は2種類ある

ざっくり言うと、

  • 遺族基礎年金:子どもがいる妻に支給される(18歳以下の子がいる場合)
  • 遺族厚生年金:会社員・公務員だった夫の妻に支給される

50代以降の妻の場合、お子さんが成人していれば「遺族厚生年金」が中心になります。

おおよその金額

遺族厚生年金は、基本的には夫の老齢厚生年金の「報酬比例部分」をもとに計算され、おおむね4分の3が目安です。

ただし、妻自身の年金加入状況によって実際の受給額は変わるので、あくまで「目安」として考えてください。

正確な金額を知る方法

正確な金額を知りたい場合は、ねんきんダイヤル(0570-05-1165)や年金事務所で相談できます。

特に年金事務所は、予約して相談に行くと、自分の場合の受給見込みを具体的に確認しやすくなります。

「自分の場合いくらか」を一度知っておくと、老後の生活設計が現実的になります。

ざっくり目安だけ知りたいなら、AIに聞く方法も

「年金事務所に行く前に、なんとなく知りたい」という方は、ChatGPTなどのAIに聞くのも一つの手です。

たとえば「夫の年収◯万円、厚生年金に◯年加入。妻が受け取る遺族厚生年金はおよそいくら?」と聞くと、目安の金額を教えてくれます。

ただし、AIの答えはあくまで概算。正確な金額は、必ず年金事務所で自分の記録をもとに確認してくださいね。

(名前や口座番号など、個人を特定できる情報は入れないようにしましょう)

確認すべきこと3|銀行口座は凍結される

これは私が一番ヒヤッとした話です。

亡くなった事実を銀行が把握すると、夫名義の口座は原則として凍結されます。

そうなると、妻でもATMでお金を引き出せなくなるんです。

なぜ凍結されるの?

亡くなった方の財産は「相続財産」になります。

相続人全員(妻・子ども・場合によっては親族)で話し合って分け方を決めるまで、勝手に引き出してはいけない、というのが法律のルール。

そのため、銀行は亡くなった事実を知ると、口座を凍結します。

凍結を解除するには?

  • 遺産分割協議書
  • 戸籍謄本(亡くなった方の出生から死亡まで全部)
  • 相続人全員の印鑑証明
  • 銀行ごとの手続き書類

…と、たくさんの書類が必要で、数週間〜数ヶ月かかります。

その間、葬儀費用や当面の生活費を、妻自身の貯金から出すことになります。

今のうちにできる対策

1. 妻名義の口座に、当面の生活費を移しておく

最低でも3ヶ月分、できれば半年分の生活費を妻名義の口座に置いておくと安心です。

2. 銀行の「相続預金の払戻し制度」を覚えておく

2019年から、葬儀費用などのために、相続人が単独で一定額(150万円が上限)を引き出せる制度ができました。

こまめ
こまめ

緊急時に役立つので「こういう制度がある」とだけ覚えておいてください。

3. 利用している金融機関を一覧にしておく

ネット銀行や証券口座は通帳がないため、存在自体に気づかれない可能性があります。

「どこの銀行・証券会社を使っているか」をエンディングノートなどに一覧化しておくと、残された家族が手続きしやすくなります。

※ IDやパスワードは書き残さないでください。家族は、銀行名さえわかれば正式な手続きで口座にアクセスできます。

確認したことは「エンディングノート」にまとめておく

ここまで確認した内容は、頭の中だけでなく紙に書き残しておくことが大事です。

「夫が亡くなった日に、妻が見れば全部わかる」状態にしておくのが理想です。

エンディングノートには、

  • 保険の種類・連絡先・受取人
  • 銀行口座・証券口座のリスト
  • 加入しているサブスクや会員制サービス
  • 親族・友人の連絡先

などを書き残します。

我が家もまだ書きかけですが、書きながら「これも整理しておかないとな」と気づくことがたくさんあります。

エンディングノートの始め方はこちらに書いています。

→ エンディングノート、はじめてみました

「遺言書」も検討してみる

「夫の遺産は妻に全部行く」と思っている方が多いのですが、実はそうとは限りません。

法律上、家族構成によっては夫の親や兄弟姉妹にも相続権があり、妻と話し合いが必要になるケースもあります。

トラブルを避けるためには、遺言書の準備をしておくのも一つの選択肢です。

「うちは大丈夫」と思っていても、いざというときに揉めるのが相続です。元気なうちに、夫婦で話し合っておくと安心ですね。

いざという時の緊急連絡先の整理についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

→ エンディングノートに書く「緊急連絡先」の整え方

保険や年金、口座のこと…一度に確認するのは大変ですし、「これで合っているのかな」と不安にもなります。そんなときは、お金の専門家(FP)に無料で相談する方法もあります。遺族年金や保険の見直し、老後の備えまで、ご家庭の状況に合わせてアドバイスをもらえます。

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まとめ:「知っておく」だけで不安は減る

夫婦のどちらかが先に亡くなる、というのは、誰にでも訪れる現実です。

考えたくないからこそ、後回しになってしまいがち。

でも、今日確認した3つのこと、

  1. 死亡保険の内容
  2. 遺族年金の見込み額
  3. 銀行口座の凍結対策

これを知っているだけで、いざというときの不安と混乱が、ずいぶん減ります。

「準備しておく」って、実は残された側へのいちばんの愛情かもしれない。

そう思って、ぜひ今週末、夫婦で少しずつ話してみてください。

夫婦のお金の話、全体の進め方はこちらにまとめています。

→ 50代夫婦のお金の話、どこから始める?5つのステップ

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