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老後資金を計算したら大誤算|平均26万円で安心した私が青ざめた理由

50代のお金と終活

ねんきんネットで年金を試算して、手取りまで計算して、「うちは年金だけでなんとかなりそう」——少し前の私は、そう安心しかけていました。

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でもその計算、生活費のところに「平均26万円」という借り物の数字を入れていたんです。

我が家の実額を出してみたら、結果は平均より月8万円も多い。今日はその、ちょっと青ざめた話です。

平均値で計算したら「余裕」だった

総務省の家計調査によると、65歳以上の夫婦2人世帯の生活費は平均で月約26万円。

この26万円と、夫婦2人分の年金の手取りを並べてみると、我が家は計算上プラスになりました。「2,000万円問題って、うちには関係なかったのかも」と思いかけたくらいです。

ただ、どこかで引っかかってもいました。26万円って、本当にうちの暮らしの数字だろうか?と。

実額を出してみたら、顔色が変わった

財布別夫婦の生活費、こう出しました

我が家は夫婦で財布が別です。それぞれが自分の収入から決まった費目を払う方式なので、「世帯の支出」を私ひとりでは把握できません。

同じ方式のご夫婦、多いのではないでしょうか。お互いの明細を見せ合うのはハードルが高いですよね。

でも、やってみたら簡単でした。手順は3つだけです。

  1. まず自分の分を出す(自分が払っている費目+個人の支出)
  2. 夫には「合計だけ」聞く(「毎月払ってる分、ざっくり合計いくら?」の一言。明細は不要)
  3. 2人とも払っていない費目がないかチェック(それぞれの保険、サブスク、車関係、医療費が漏れやすい)

明細を開示し合わなくても、合計さえ分かれば世帯の支出は出せます。

落とし穴は「毎月じゃない支出」でした

もうひとつ、危なかったのがこれです。毎月の支出だけ集計して終わるところでした。

  • 固定資産税
  • 車の税金
  • 年払いの保険
  • 旅行や帰省、家電の買い替え

こうした「たまにドカンと来る支出」を1年分拾って12で割ったら、月3万円を超えていました。月々の家計簿には現れないのに、確実に出ていくお金です。

結果:平均より月8万円多かった

毎月の支出と、月割りした不定期支出を合計した結果——我が家の生活費は、平均の26万円より月8万円多い水準でした。車の維持費や年払いの支出まで含めた実額です。

ちなみに、家計調査の26万円は持ち家で住居費が少ない世帯も多く含んだ平均です。我が家が多めなのは浪費しているわけではなく、暮らしの形が違うだけ。だからこそ、平均ではなく自分の数字で見る意味があると感じました。

しばらく数字を眺めて、固まりました。平均値で計算して安心していた自分に、です。

「うちの数字」で計算し直してみた

気を取り直して、年金の手取りと並べ直します。

このままの暮らしを続けると、年金だけでは月4万円の不足。65歳から90歳までの25年間で、

4万円 × 12ヶ月 × 25年 = 約1,200万円

「余裕」だったはずが、一転して1,200万円の準備が必要という結果になりました。同じ年金額なのに、生活費の数字を平均から実額に変えただけで、結論が正反対です。

数字が出たから、見直すところが見えた

正直、実額を出すのは怖かったです。でも出してみたら、不思議と不安は減りました。「漠然と足りないかも」が「月4万円」という具体的な数字になったからです。

そして数字になると、対策も具体的になります。我が家の場合、見直し候補ははっきりしていました。

  • 保険(年払い分も含めると、かなりの固定費でした)
  • 車(維持費は大きな固定費)
  • 通信費などの細かい固定費

毎月の変動費を節約でちまちま削るより、固定費を1つ整えるほうが効果は大きくて、しかも一度やれば続きます。このあたりは、また別の記事で書きますね。


よくある質問

Q. 家計簿をつけていなくても出せますか?
A. 出せます。クレジットカードの明細と、銀行口座の引き落とし履歴を2〜3ヶ月分見れば、ほぼ拾えます。現金払いの分だけ、ざっくり上乗せしてください。

Q. 夫婦で財布が別だと難しくないですか?
A. お互いの「合計額」さえ共有できれば計算できます。明細を見せ合う必要はありません。

Q. 平均より多いのは、ダメなことですか?
A. いいえ。多い少ないより「自分の数字を知っている」ことが大事です。知っていれば対策できますが、平均値のままでは安心も心配も的外れになります。

年金額を調べるのも大事ですが、それ以上に大事なのは「自分はいくら使うのか」を知ることでした。平均ではなく、自分の数字で計算して初めて老後のお金が見えてきます。

「うちは足りるの?」という不安は、数字を人に見てもらうと一気に軽くなります。自分ひとりで判断するのが不安なら、お金の専門家(FP)に無料で相談する方法もあります。老後資金や年金、保険の見直しまで、我が家の状況に合わせて相談できます。

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まとめ:平均で安心するのが、一番危なかった

今回の教訓は、これに尽きます。

  1. 老後資金の計算に「平均26万円」をそのまま使わない
  2. 財布別の夫婦でも、合計だけ聞けば世帯の支出は出せる
  3. 「毎月じゃない支出」を月割りで足し忘れない

作業時間は1時間ほどでした。怖いのは最初だけで、数字が出れば次にやることが見えてきます。

年金の調べ方から手取りの計算まで、ここまでの流れはこちらの記事でどうぞ。

老後資金、いくら必要?50代から始める「年金額」の調べ方

50代夫婦のお金の話、どこから始める?老後資金を2人で整える5つのステップ

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